幻獣図鑑 ペーガソス

ペーガソス Πήγασος

ギリシアの鳥の翼を持つ優美な馬。日本では天馬とも呼ぶ。海の神ポセイドーンとメドュ―サを親に持つ。英雄ペルセウスがメドゥ―サの首を斬り落とした時に、溢れた血から生れ出た(オウィディウス説)。ペガサスが生まれた状況は諸説あり、メドゥーサはポセイドーンの子を身籠っていた為、傷口から飛び出したとも血が大地に滴り交わった結果生まれたともされる。多少の違いはあれど、海神の子でメドゥ―サから生まれた点は変わらない。同じように生まれた兄弟にクリューサーオールがいる。

生まれたペーガソスは、そのまま天に向かい主神ゼウスの元で雷鳴と雷を運ぶ役割を得た。他にもポセイドーンの命を受けて荒ぶる山(ヘリコーン山。蹴った後にヒッポクレーネーという馬の泉が湧き出た)を蹴って大人しくする役目を熟すことがあったが、その身は基本的に自由であった。

英雄ベレロポーンはペイレーネーの泉に現れるそんな様子のペーガソスに目を付けた。(ベレロポーンもまたポセイドーンを父に持つと言われペーガソスとは母違いの兄弟である)単身では気性の激しいペーガソスを手懐けるのは困難であったが、戦女神アテーナーにより夢で黄金の轡を授かり愛馬とする事に成功した。

それからベレロポーンはペガサスに乗りキマイラやアマゾーン、ソリュモイ人を討伐したが、武功に増長し神の怒りを買う。自らに用意されると考える神の座を確かめに、天に向かうベレロポーンへゼウスは虻を遣わせる。ペーガソスは虻に刺され驚くとその背の英雄をゼウスの目論見通りに振り落とす。ベレロポーンは墜落し深い傷と失意を負い、ペーガソスはそのまま天に昇りぺガスス座になったという。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA