幻獣図鑑 シルフ

シルフ Sylph

パラケルススが定義した四大精霊の一つ、風を司る精霊。シルフィード(sylphid)とも綴られる。多くは少女の姿をしているとされるが、実際は風と同化しており人には見えないとされた。シルフという名称の成立はパラケルススが ラテン語のsylva(読みはシルヴァ、意味は森)とギリシアのnymphe(ニュンペ―)を合成したものである。

現代ではシェイクスピアの有名な作品、テンペストで登場する風の妖精エアリアルがシルフと同一視され有名になった。

パラケルススが妖精の書の中でシルフもまた魂がない存在としている一方で、美術史家フレッド・ゲティングスがエレメンタルの誤称として自然霊の項目を上げ、そこでいかなる意味においても霊ではなく霊魂であると断じ悪魔の事典で紹介している。こういったものから解釈が誤解でなければガバガバな基準の中に精霊は置かれていた。また、ゲティングスはシルフの中世の異称として、ネヌファ、シルウェストレを上げている。

現在では風の属性を持つ精霊全般を指す言葉となっているので、精霊をどういった存在と捉えるかは各々の自由な感性に任せた方がいいのかもしれない。

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