UMA File No.02 ネッシー

ネッシー Nessie

 

神秘のベールに包まれたネス湖の怪物。それがネッシーだ。

外国ではロッホ・ネス・モンスター(the Loch Ness Monster)と呼ばれるのが一般的である。日本へとネッシー熱を伝達したのは1934年に撮られた外科医の写真が発端だろう。湖に、にょきりと伸びる首長竜に似た白黒モノクロ写真、少しオカルトをかじる者ならすぐに思い浮かべる事が出来る有名な写真だ。後にフェイクと発覚するが、大々的に生きたネッシーの写真として取り上げられ世間を熱狂させた。

実を言うとネッシーの歴史は古く、西暦565年にまで目撃された年月を遡ることが出来る。それは『コルンバ伝記(Vita Columbae)』という古い書に記載されているもので、ネス湖ではなくネス川での目撃例のようだ。

ネス湖の怪物がUMA熱を起こす下地は1000年以上前から整えられていたのである。そうはいってもただ昔から伝承されるだけではちょいと足を伸ばしてUMA探しと洒落込む事は出来ない。そんなネッシーが衆人の目を引くことになった切欠が存在する。

ネス湖周辺の道路整備である。口コミでネス湖には怪物ネッシーがいると伝えられる中、気軽に車でUMA探しに行けるとなれば刺激に餓える衆人がどう行動するかなんて想像に容易い。UMA探しである。

1933年に道路が整備され、外科医の写真が1934年に撮られる事でネッシーの人気が爆発したのである。そうして遥々日本にまで伝えられる事で日本のオカルト界隈でも大人気となったネッシーが現在に至るまで伝聞される事となる。

ネス湖の調査により、ネッシーはいないとの結論や巨大魚の誤認説が有力になる中、ネス湖の怪物を観測するための生中継カメラが設置されているから驚きである。(現在でもネット上で公開されている)

幾度となる調査、専門家の見解、そうした仮初の結論が出ようがそんなの関係ねぇ! と、正論や状況証拠を弾き飛ばし突飛な発想や持論を持つこと、それこそがオカルト好きに求められる資質なのかもしれない。

人の目を掻い潜る生き物など幾千万と存在する。それは紛う事なき真実の一端であるからだ。

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